飛び飛び日記Ⅱ

雑食性老人のあれこれありのブログです。「アート」「天文」「散歩で発見」「生活上の出来事」など、いろいろ書いています。  水・日曜日と祝日は休みです。おいで下さりありがとうございます。ついでにHP「アツガーリンのページ」へも、、、。

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柳田国男「明治・大正史 世相編」

柳田国男 明治大正史

 青空文庫用に引き受けた「柳宗悦」と「柳田国男」は面白いらしい。柳の方は今は「工芸の道」を打ち込んでいるがこれは「工芸論」で余り面白くないようだが柳田の方は「世相史」だから「へえ」ということにしばしばぶつかる。
 例えば今何気なく開いたところでは「人力車」について考察されている。そもそも人力車なるものは日本の発明品で、横浜辺りの外人の馬車から思いついたものらしい。力があるものなら誰でもつける職業で、自由業だったので、東京に集まってきた力持ちの一つの就職先だった。初めの内は落ちぶれ武士とか、あぶれた雲助などが従事したが、ついには流行ってきたので「人力車」を造る製造業者も現れる始末と成った。新車競争のように多種たような人力車が生産された。
 鉄道や自動車、自転車の急速な発達で、その姿は徐々に見られなくなった。
 フォトはその記載のある講談社学術文庫。
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青空文庫

柳田国男のこと
 かみさんの青空文庫「遠野物語拾遺」の校正も今晩中には終わり、本部の方に廻すようだ。ここで別の人が校正してパスとなる。で、打ち込む方はやはり柳田国男の「海上の道」で、これも半分は打ち込んでいる。これまで打ち込んで柳田国男という人の博識・熱意がよくわかったと言う。岩波文庫では「海上の道」のすばらしさを大江健三郎が解説している。
 ところで、この柳田国男を中野重治が訪ねていったことを、重治がエッセイに書いている。80何歳かの柳田が重治に話の腰を折って「ところで、あなたのお国は」と質問する。しばらく歓談して柳田はまた「ところで、あなたのお国は」と聞く。つまりぼけの始まりで、重治は「この希有の碩学にしても」と歳には勝てないと悲しい思いで柳田の家を辞したと述べている。
 この場合「呆け」というよりアルツハイマー病だったのであろう。碩学でない愚生はもう半ぼけで、鉄の女サチャーさんを見習って、気にしても直るものでないしと居直った気持ちで日々を生きている。
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青空文庫のこと

文庫本

 かみさんのボランテアの一つに「青空文庫」に著作権の切れた本の上梓がある。今しきりにやっているのが「柳田国男」である。全集を買い込んでやるのだが、本は重いので文庫本を左手に持ったり置いたりして
一太郎で打ち込んでいる。今は「雪国の春」(柳田国男の歩いた東北)を寝る前1、5時間は打ち込んでいる。柳田は評判がよいらしくボランテアを申し出た人が多いらしかった。一冊終わるごとに「校正」担当者
に回す。むろん自分でも3回は見直して廻す。校正担当がすむと読者が使っている様々な文章ソフトでよめるように加工担当が加工する。そして「青空文庫」に出てくる。難しいのは昔の漢字の忠実な扱い方である。校正者は文庫本辺りで見てチェックをすると喰い違いが出てくる。全集とは違ってくる。
 今までで一番閉口したのは賀川豊彦「死線を越えて」上・中・下らしい。この本が大正時代の超ベストセラーになったとはどうしてか、判らないという。藤村や寅彦の随筆や黒島伝治・啄木小説などがキーを叩いていて面白かったそうだ。
 柳田国男と並んで始めたのが柳宗悦で、今「民芸とはなにか」を終えて「手仕事の日本」を校正中だそうだ。
 というのも早い内に著作権の切れた人の本で自分が作業したい文章家を申し込まないと、他の青空文庫工作員に許可が出てしまうらしい。
 本人は少しずつだけれど、やっていると読むことがない本を随分読んだことになると言っている。
 フォトはここのところやった柳田国男の文庫本と柳宗悦の文庫本。

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アラン「幸福論」

アラン「幸福論」 
ここ数年前より、若い人の間に昔の教養書のようなホンを読むことが流行ってきているらしい。かみさんが「青空文庫」に載せた「三太郎の日記」も結構読まれているらしい。三木清「人生論ノート」はむろんマルクス「資本論」まで読む人が少数ながらいるときく。
 こういう現象は定年退職した老人達が若き日を思い出して読むのもあるだろうが、若者に拡がっているというのは、何故だろうか。
 かみさんは旧制高校派で昨日はアラン「幸福論」を買ってきた。懐かしいのでよく見るとNHKが「100分で名著」という番組をやっていて、今これを取り上げているようだ。パラパラめくっていて「悲観主義は感情で、楽観主義は意志の力による」などとということばにぶつかると「ああ意志の力」が衰えたなあと思ったりした。
 放送は夜遅くか朝早いから録画して見てみようと思う。
 

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